Yahoo!Japan や Google などのサービスを利用するにはログイン(認証)が必要で、ログインするにはアカウント(登録)が必要です。
アカウントは主にID とパスワードの組み合わせで作られています。
これは、例えるなら通帳と印鑑の組み合わせですから、他の人に知られてはいけません。
しかし、誰かに教えなくても盗み見られたり、推測されやすい組み合わせだと、あなた本人を知らない人でもなりすますことができます。または、内部の情報が漏れ出すことも考えられます。
例えば、ショッピングサイトのアカウント情報が盗まれてしまうと、商品は他人に、請求はあなたにやってきます。パスワードなどを適切に管理する義務は利用者にありますので注意しましょう。
いくつかのサイトでは、オンライン上でログイン履歴を確認することができます。不正にログインされていないかチェックしましょう。
Yahoo!Japan でログイン履歴を確認する方法
Yahoo!Japan では https://lh.login.yahoo.co.jp/ からログイン履歴を閲覧できます。
これは実際のログイン履歴の一部です。
成功と失敗
成功の場合も失敗の場合も注意が必要です。
失敗は自分のミスか、誰かがなりすまそうかしたけれど、ログインできなかった場合です。自分以外がログインに成功してしまった場合はとても危険で、すでに被害にあっているかもしれません。また、失敗が続いている場合は、誰かがあなたになりすまそうとしている形跡かもしれません。
IP アドレス
最近ではよくニュースにもIP アドレスから犯人を割り出したなどと報道されることがありますので、耳にされた方もいるかも知れません。IP アドレスはインターネット上の住所にあたり、原則として世界中に1つしかありません。IP アドレスをたどっていくと特定できる可能性があるわけです。ただし、一般的な家庭からアクセスする場合、このアドレスは固定ではありません。
この図では4つのIP アドレスが表示されています。3つは同じものですが、1つだけ違うものがあり、これは怪しいものです。しかし、認証に失敗していて、1度だけのものですから今すぐ危険ではないようです。心配な場合はパスワードを変更しておくとより安全です。
国
IP アドレスから利用している国を特定することもできます。この場合、怪しいものはアメリカからのアクセスだったようです。
Gmail のアクセス履歴を確認する方法
Gmail (ジー・メール)はGoogle (グーグル)が提供するメールです。この確認方法は一般的なGmail のほか、GoogleApps でも利用できます。
Gmail にアクセスし、画面下の[アカウント アクティビティ の詳細]をクリックします。
Gmail にアクセスした履歴が表示されます。画面下の「このコンピュータは IP アドレス ***.***.***.149 を使用しています」と書かれています。これがこのコンピュータのIP アドレスで、これがアクセス履歴にあり、自分のアクセスした時間と合致していれば問題ないでしょう。
さて、その下の***.***.***.175 です。しばらく前のことですが、これを最初見たときは驚きました・・・が、よく良く調べてみればメールを監視している別のシステムのIP アドレスでした。
※Google では、メールのログイン情報ほか、「ウェブ履歴」という機能もあります
注意
- クレジットカード会社等によっては、それらの被害に対応してくれるケースもあるようです
- これらの情報は、総合して判断する必要があり、かつ、場合によっては特別な知識が必要です。身に覚えのない利用や請求などがあった場合には、これらの情報を保全したり、適切な判断をする必要があります。
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