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WSL バージョンを変更する方法

Windows Subsystem for Linux (WSL) のディストリビューションを WSL 2 に変更する方法です。

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WSL 2

WSL2 は Windows 10 Ver.2004 から利用できるようになりましたが、その後、 KB4566116 により Windows 10 Ver.1903 および Ver.1909 でも利用できるようになりました。

バージョンを変更する方法

次のコマンドを実行して現在のバージョンを確認します:

wsl --list --verbose
または
wsl -l -v

実行例:

C:\Users\Owner>wsl --list --verbose
  NAME            STATE           VERSION
* Debian          Stopped         1
  Ubuntu-18.04    Stopped         1

この例では、「Ubuntu-18.04」と「Debian」がインストールされており、いずれもバージョン 1 になっていることが確認できます。

次のコマンドを実行してディストリビューションのバージョンを変更します:

wsl --set-version <NAME> <VERSION>

実行例:

C:\Users\Owner>wsl --set-version Debian 2
変換中です。この処理には数分かかることがあります...
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
変換が完了しました。

バージョンが変更されたことを確認します:

C:\Users\Owner>wsl -l -v
  NAME            STATE           VERSION
* Debian          Stopped         2
  Ubuntu-18.04    Stopped         1

※上記のように、WSL のバージョンは択一的でなく、混在することが可能です

エラー例

指定された名前のディストリビューションはありません

C:\Users\Owner>wsl --set-version Debiana 2
指定された名前のディストリビューションはありません。

「指定された名前のディストリビューションはありません。」と表示された場合は、指定したディストリビューションの名前が正しいか確認します。

バージョン番号を解析できませんでした

C:\Users\Owner>wsl --set-version Debian 3
バージョン番号を解析できませんでした。

バージョン番号が 1 または 2 でない場合または未指定の場合に「バージョン番号を解析できませんでした。」と表示されます。正しいバージョンを指定して再実行します。

WSL 2 を実行するには、カーネル コンポーネントの更新が必要です

C:\Users\Owner>wsl --set-version Debian 2
変換中です。この処理には数分かかることがあります...
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
WSL 2 を実行するには、カーネル コンポーネントの更新が必要です。詳細については https://aka.ms/wsl2kernel を参照してください

「WSL 2 を実行するには、カーネル コンポーネントの更新が必要です。詳細については https://aka.ms/wsl2kernel を参照してください」と表示された場合は、カーネル コンポーネントの更新が必要です。更新する方法については、次のサポート記事をご参照ください:

Windows の仮想マシン プラットフォーム機能を有効にして、BIOS で仮想化が有効になっていることを確認してください

C:\Users\Owner>wsl --set-version Debian 2
変換中です。この処理には数分かかることがあります...
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
Windows の仮想マシン プラットフォーム機能を有効にして、BIOS で仮想化が有効になっていることを確認してください。
詳細については、https://aka.ms/wsl2-install を参照してください

「Windows の仮想マシン プラットフォーム機能を有効にして、BIOS で仮想化が有効になっていることを確認してください。詳細については、https://aka.ms/wsl2-install を参照してください」と表示された場合は、「仮想マシンプ ラットフォーム」が有効になっていること、ハードウェアの仮想化が有効になっていることなどを確認します。仮想マシンプラットフォームを有効化する方法については、次のサポート記事をご参照ください:

参考

既定のバージョンを 2 に設定する場合の例:

wsl --set-default-version 2

注意

  • 本操作例は、Windows 10 のものです

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