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Windows 標準機能でフォルダツリーを表示する方法

ファイルやフォルダの一覧を図式で表示する「tree」コマンドの使用例です。

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ファイルやフォルダの表示例

フォルダAの中にフォルダBとフォルダCがある様子は次のように表示されます:

フォルダA
├─フォルダB
└─フォルダC

さらにフォルダBの中にファイルDがある様子は次のように表示されます:

フォルダA
├─フォルダB
│      ファイルD
│
└─フォルダC

tree コマンド

Microsoft Windows [Version 10.0.18363.628]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\Owner>tree /?
ドライブやパスのフォルダー構造を図式表示します。

TREE [ドライブ:][パス] [/F] [/A]

   /F   各フォルダーのファイル名を表示します。
   /A   拡張文字ではなく、ASCII 文字で表示します。

対象フォルダを指定する際、コマンド プロンプトに[フォルダをドラッグ アンド ドロップ]するか、[SHIFT]キーを押しながら[フォルダを右クリック]して[パスをコピー]して[貼り付け]ると便利です。

実行例

以下の使用例では、コマンドの実行結果が長くなるため、 more コマンドを併用しています。more コマンドについては、次のサポート記事をご参照ください:

使用例1

C:\Users\Owner>tree c:\windows | more
フォルダー パスの一覧
ボリューム シリアル番号は FFFF-FFFF です
C:\WINDOWS
├─addins
├─af-ZA
├─am-ET
├─appcompat
│  └─appraiser
│      └─Telemetry
├─apppatch
│  ├─AppPatch64
│  ├─Custom
│  │  └─Custom64
│  ├─CustomSDB
│  └─en-US
├─AppReadiness
├─ar-SA
├─as-IN
├─assembly
│  ├─GAC
│  │  ├─ADODB
│  │  │  └─7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
│  │  ├─Extensibility
│  │  │  └─7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
│  │  ├─Microsoft.mshtml
│  │  │  └─7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
│  │  ├─Microsoft.StdFormat
│  │  │  └─7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
│  │  ├─mscomctl

tree コマンドに対象フォルダのみ指定して実行します。

  • /F が指定されていないため、フォルダのみ表示されます
  • /A が指定されていないため、拡張文字で表示されます

使用例2

C:\Users\Owner>tree c:\windows /f | more
フォルダー パスの一覧
ボリューム シリアル番号は FFFF-FFFF です
C:\WINDOWS
│  bfsvc.exe
│  DtcInstall.log
│  Education.xml
│  Enterprise.xml
│  explorer.exe
│  HelpPane.exe
│  hh.exe
│  mib.bin
│  notepad.exe
│  Professional.xml
│  ProfessionalEducation.xml
│  ProfessionalWorkstation.xml
│  regedit.exe
│  ServerRdsh.xml
│  splwow64.exe
│  system.ini
│  twain_32.dll
│  win.ini
│  winhlp32.exe
│  WMSysPr9.prx
│  write.exe
│
├─addins
│      FXSEXT.ecf
│
├─af-ZA
  • /F を指定しているため、フォルダとファイルの一覧が表示されます
  • /A を指定しているため、アスキー文字で表示されます

使用例3

C:\Users\Owner>tree c:\windows /a | more
フォルダー パスの一覧
ボリューム シリアル番号は FFFF-FFFF です
C:\WINDOWS
+---addins
+---af-ZA
+---am-ET
+---appcompat
|   \---appraiser
|       \---Telemetry
+---apppatch
|   +---AppPatch64
|   +---Custom
|   |   \---Custom64
|   +---CustomSDB
|   \---en-US
+---AppReadiness
+---ar-SA
+---as-IN
+---assembly
|   +---GAC
|   |   +---ADODB
|   |   |   \---7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
|   |   +---Extensibility
|   |   |   \---7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
|   |   +---Microsoft.mshtml
|   |   |   \---7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
|   |   +---Microsoft.StdFormat
|   |   |   \---7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a
|   |   +---mscomctl
  • /F を指定しているため、フォルダのみ表示されます
  • /A を指定しているため、アスキー文字で表示されます

使用例4

C:\Users\Owner>tree c:\windows /a /f | more
フォルダー パスの一覧
ボリューム シリアル番号は FFFF-FFFF です
C:\WINDOWS
|   bfsvc.exe
|   DtcInstall.log
|   Education.xml
|   Enterprise.xml
|   explorer.exe
|   HelpPane.exe
|   hh.exe
|   mib.bin
|   notepad.exe
|   Professional.xml
|   ProfessionalEducation.xml
|   ProfessionalWorkstation.xml
|   regedit.exe
|   ServerRdsh.xml
|   splwow64.exe
|   system.ini
|   twain_32.dll
|   win.ini
|   winhlp32.exe
|   WMSysPr9.prx
|   write.exe
|
+---addins
|       FXSEXT.ecf
|
+---af-ZA

/A と /F を同時に指定して実行しています。

  • /F を指定しているため、ファイルとフォルダが表示されます
  • /A を指定しているため、アスキー文字で表示されます

関連

コマンド プロンプトを開く方法については、次のサポート記事をご参照ください:

注意

  • 本操作例は、 Windows 10 のものです

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