Windows XP ping に応答するように設定する方法

ping コマンドは、しばしば最低限度の通信が可能かの確認に用いられ、問題の切り分けに利用されます。

ping は ICMP の “echo request” パケットを対象ノードに投げ、対象ノードから “echo reply” が返ってくることで到達性を確認する。（「ping – Wikipedia」より引用）

しかし、悪意を持った ping 送信に応答すると、そこに通信可能な端末が存在することがわかってしまうため、セキュリティー設定によっては応答しないように設定されているものもあります。

この例では、Windows 7 から Windows XP に向かって ping を送信したものの、応答がないため Windows XP 側の設定を変更して要求に応答するようにするものです。なお、ping コマンドの使い方については、次のサポート記事をご参照ください：

※ICMP = Internet Control Message Protocol

ICMP パケットに応答する方法
1. 応答しない場合の例
2. 応答した場合の例
関連
注意

ICMP パケットに応答する方法

［スタート］-［コントロールパネル］をクリックします。

［ネットワークとインターネット接続］をクリックします。

［Windows ファイアウォール］をクリックします。

［詳細設定］タブを開き、「ICMP」内の［設定］をクリックします。

［エコー要求の着信を許可する］にチェックを入れ、［OK］をクリックします。

応答しない場合の例

Microsoft Windows ［Version 6.1.7601］
 Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation.? All rights reserved.
C:\Users\Owner>ping 192.168.1.17
192.168.1.17 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
 要求がタイムアウトしました。
 要求がタイムアウトしました。
 要求がタイムアウトしました。
 要求がタイムアウトしました。
192.168.1.17 の ping 統計:
 パケット数: 送信 = 4、受信 = 0、損失 = 4 (100% の損失)、

応答した場合の例

Microsoft Windows ［Version 6.1.7601］
 Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation.? All rights reserved.
C:\Users\Owner>ping 192.168.1.17
192.168.1.17 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
 192.168.1.17 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
 192.168.1.17 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
 192.168.1.17 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
 192.168.1.17 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
192.168.1.17 の ping 統計:
 パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
 ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
 最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms