Pythonを環境変数に追加する方法

インストールされた Python を環境変数に追加する方法です。

Python と環境変数
Python を環境変数に追加する
動作確認
参考
関連
注意

Python と環境変数

Python をインストールすると Python が使用可能になりますが、Python を指定して実行する必要があります。これは、単に Python を実行するとしたとき、どの Python を実行するかが定義されていないことによります。一般に、このような情報は環境変数に格納されます。

本記事では、インストール済みの Python を環境変数に追加する操作を行い、いつでも Python を実行できるようにします。

※本手順ではインストール済みの Python を環境変数に追加する操作について記載していますが、環境変数に限らず Python の構成を変更することもできます

Python を環境変数に追加する

［スタート］をクリックし、［設定］をクリックします。

［アプリ］をクリックし、［インストールされているアプリ］をクリックします。

一覧から任意の「Python」を見つけ、右側の［…］をクリック、［変更］をクリックします。

(実際の一覧では「Python 3.10.6 (64-bit)」等と表示されます)

［→ Modify］をクリックします。

「Optional Features」と表示されたら［Next］をクリックします。

「Advanced Options」と表示されたら［Add Python to environment variables］にチェックを入れ、［Install］をクリックします。

インストールが完了するまで待ちます。

インストールが完了したら［Close］をクリックします。

動作確認

操作前：

Microsoft Windows [Version 10.0.22631.2792]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\Owner>python -V
Python

操作後：

Microsoft Windows [Version 10.0.22631.2792]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\Owner>python -V
Python 3.12.3

操作前はバージョンが取得できませんが、操作後はバージョンが取得できるようになっていることが確認できます。

参考

操作前の PATH ：

C:\Users\Owner>echo %PATH%
C:\Windows\system32;C:\Windows;C:\Windows\System32\Wbem;C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\;C:\Windows\System32\OpenSSH\;C:\Users\Owner\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps;

操作後の PATH ：

C:\Users\Owner>echo %PATH%
C:\Windows\system32;C:\Windows;C:\Windows\System32\Wbem;C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\;C:\Windows\System32\OpenSSH\;C:\Users\Owner\AppData\Local\Programs\Python\Python312\Scripts\;C:\Users\Owner\AppData\Local\Programs\Python\Python312\;C:\Users\Owner\AppData\Local\Programs\Python\Launcher\;C:\Users\Owner\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps;

追加された PATH ：

C:\Users\Owner\AppData\Local\Programs\Python\Python312\Scripts\;
C:\Users\Owner\AppData\Local\Programs\Python\Python312\;
C:\Users\Owner\AppData\Local\Programs\Python\Launcher\;

※ Python バージョン 3.12.3 の例